今回は現在フェレットを飼うことを検討中の方に向けた記事を書きたいと思います。
フェレットが可愛いことはもちろん、一人暮らしでも飼いやすいとよく言われている点、また最近ペットとしての人気が出ていることなどもあり飼いたいと思う方が増えているのではないでしょうか。
ですが、フェレットを飼うことによる生活の変化や経済的負担などのデメリットの部分、マイナス面もそれなりあります。私個人としては、現在大変な部分でもデメリットやマイナスとして捉えることはありません。なぜならそれらを覚悟、理解し飼うことを決めたからです。
Twitterなどで捨てられたフェレットの投稿をみて、マイナス面などをしっかり理解せず買う方が少なからずいると感じました。
そこで、今回はフェレットを飼うことでどんなデメリットがあるのかを紹介します。フェレットを飼うことを検討中の方で、飼いやすいって聞いたけど実際どうなの?って疑問をお持ちの方の疑問が解消できたら幸いです。
フェレットを飼う前に知っておきたいデメリット7選
- 病気になりやすく、病院代が高い
- 電気代が上がる
- しつけに時間かかるかも
- 自由な時間、睡眠時間が結構減る
- 家をフェレットにとって安全な状態にしなくてはならない
- ペットホテル代が高い
- 一年で40万円はかかる
病気になりやすく、病院代が高い
まずは病院代が高くつくこと、また大きな病気以外でも病院に行くことが頻繁に起こりえる点がデメリットです。
フェレットは病気になりやすいと言われていることもあり、飼う前に薬代や診療代、ひどい時だと手術代、入院費が高額になる可能性があることを必ず覚悟しておく必要があります。
よくかかる病気や感染症としてあげられる犬ジステンパー、インスリノーマ、副腎疾患がありますが、それらに掛からずともちょっとした体調不良は起こりその時には獣医さんに連れてく必要があります。
我が家を例に出すと、先日赤ちゃんフェレットが夜にハンモックを食べてしまい急いで受診しました。
経過を診察してもらうため来週も再度通院する必要があります。かかる時は掛からない病院代も、一度何かあると何度か行く必要があるので月に1万円はすぐに超えます。
別の例だと、ウンチの調子がフードのせいで悪かった時原因を突き止めるために何度か受診したり、お薬をもらったりと病院に行くことがありました。
何が言いたいかというと、いくらかかりますよってことではなく常に病院に行く可能性があり、フェレットは大体寿命が6−8年と言われていますから約8年はフェレットの病院代がいつでもかかることを覚悟しなければいけないということです。
保険に入れば負担が抑えられます
ペット保険に加入しておくと保険会社が70%負担してくれたり50%負担してくれるので出費を抑えられます。私個人としてはペット保険に加入することを強くお勧めします。
保険で実際いくらくらい負担額が減った?
まず最初に答えを言うと、19800円ほど負担額が減りました。
我が家では、70%負担してくれるアニコム損保の保険に加入しています。最近半年間で40000円ほどの医療費がかかりましたが、実質負担したのは、12000円ほどです。38000円も保険会社が負担してくれました。
保険料を3300円毎月払っているので半年間で19800円保険料として払いましたが、全然元が取れていますね。
もちろん、半年間一度も病院行かないなんてこともあるかもしれませんが、そこはギャンブルせず何かあったときのために念のため加入しておくことをオススメです。
一回きりの医療費を見るのではなく、8年という大きいスパンで見たときの医療費を頭におき実際に飼うかを検討していただくと後悔しないと思います。
電気代が上がる
夏場、冬場両方でエアコンをフル稼働させる必要があるため電気代が上がることは避けられないのでデメリットとしてあげました。
フェレットを飼う場合、基本15°から25°の間に室温を保つ必要があります。もちろん個体によるので飼った際によくフェレットを観察し適温を見つける必要があります。ちなみに我が家は常に20°~22°に室温を保ってます。
フェレットを飼う前と飼った後では電気代は5千円ほど高くなりました。これはほぼ毎月のコストですし、フェレットの一生約8年間、その分高い電気代を払うことは必ず覚悟しなければなりません。
これもフェレットの一生を考えずっとかかるコストであることを理解し飼う決断をすることをオススメします。
しつけに時間かかるかも
個体によって異なりますが、しつけが時間かかる場合もあることを理解しましょう。
幸い我が家で迎えたフェレット2匹はトイレ、噛み癖、破壊行動、トイレ砂荒らすなど苦労することは幸いありませんでした。
ですが、トイレのしつけ、噛み癖や壁をひっかくなどの行動をちゃんとしつけてあげるのに時間がかかるケースもあります。その場合は飼い主の忍耐が試されます。
そのため、人によって忍耐がないと、なかなか懐いてくれない、すごい噛み癖があると悩み諦めフェレットを飼うことがストレスになるかもしれません。
なのでしつけることやお世話をすることを忍耐強く長い期間できる自信がないと飼うことをオススメできません。
また、噛んだり壁を引っ掻いたり、トイレ砂を荒らしたり、それらの行動はフェレットからのメッセージの場合もあります。しつけも大事ですが、しっかりとフェレットの行動を観察し何をフェレットが言いたいのか理解してあげる必要もあります。
愛しいフェレットのことをよく知ろう、意思疎通をしたいという気持ち愛情を持てるか飼う前に今一度深く考えることをオススメします。フェレットを買うことは彼らの一生を責任持つ覚悟があるということを忘れないようにしたいですね。
自由な時間、睡眠時間が結構減る
ここまでお金の話ばかりでしたが、一旦別のデメリット。飼い主の生活時間への影響について。
自由時間や睡眠時間は1日4-5時間は最低でも減ることです。しっかりとフェレットに向き合い、愛情を持って育てるためにこれもちゃんと理解しておきたい部分ですね。
放牧時間は毎日
ケージでフェレットを飼うことを検討しているのであればケージから出してあげる時間を毎日必ず取らなければなりません。一日中ケージに閉じ込めては退屈でストレスが溜まってしまいます。
我が家では朝5時に起きてフェレットを放牧し、仕事後の夜にもフェレットをケージから出し合計で4-5時間ほど放牧時間をあげてます。ただ出すだけでなくしっかりと遊んであげることで飼い主とフェレットの間の絆が育まれます。
いろいろな記事を読んでる中でフェレットが一人暮らしでも飼いやすい理由に、1日の間のほとんど寝ているためケージから出すのは1時間で良いという記事がありました。
ですが個人的には1時間では足りないと感じています。なぜそう思うかというと、放牧時間が1日3時間くらいにしていた時、ケージ内で暴れることがあり、放牧時間を4-5時間に伸ばしてからその行動が一切見られなくなったからです。
個体によって異なると思いますが、私の経験上4-5時間は出すべきと考えています。
お世話の時間も忘れずに
当たり前ですが、トイレ掃除、ケージ掃除、餌やり、耳掻き、爪切りなどのお世話をする時間もしっかりと頭に入れておく必要があります。爪切りと耳掻きは週一ですがそれ以外は毎日必要で、ケージを清潔に保つことはマストです。
放牧やお世話の時間は毎日必要で、フェレット達を健康に、幸せに育てるために仕事の忙しさやプライベートな時間を言い訳にすることはできません。そのため、日々フェレットに対して時間を避けるかしっかりと検討してみてください。
フェレットの放牧や耳掻きなど毎日のお世話についてこちらの記事にまとめましたので、詳しく知りたい方は読んでみてください。
家をフェレットにとって安全な状態にしなくてはならない
次のデメリットは、お家の中をフェレット用にいろいろ対策しないといけない点です。
フェレットは好奇心旺盛で狭いところが大好き。登れそうなところは積極的に登り、ドアが開いてればそこがどこだろうが構わず入っていきます。そんなフェレットですが怪我しやすいため怪我しない用に家の中の家具の配置を考えたりしないといけません。
高いところに登れないようにする
ソファやテーブル、椅子や棚などに登り、それらを渡ってさらに高いところにどんどん行きがちなフェレット。ですが、高いところからジャンプすると骨折する恐れがあるので高いところに登れないようにしっかりと対策する必要があります。
フェレットはネコとは違って高いところからのジャンプは苦手なのでしっかり対策することをオススメです。
入ってほしくない狭い隙間を埋める
棚の後ろの隙間、冷蔵庫の下の隙間家の中にはいたるところに隙間があります。狭いところ大好きなフェレット達は頑張って入ろうとします。フェレットが挟まれては危険なところは入れないように埋めておく必要があります。
我が家では100円ショップで買ったクリアボードを隙間のところに貼り完全に入れないようにしています。
隙間に挟まった結果死んでしまったフェレットもいるみたいなので対策は必須です。
壁を保護する
フェレットは壁やドアなどをひっかきがち。我が家のフェレットもきた当初もよく壁やドアをひっかいていました。しつけをした結果今ではやりませんが。。。
飼い始めは高確率で目撃できる光景なので、壁やドアに大きな傷を負わされる前にしっかり対策したいですね。100円ショップやアマゾンで剥がせる壁の保護シートが売っているので買って貼り付けるのをお勧めします。
小さいものは落とせない
これは少しズレますが、床にフェレットの口に入る大きさのものを落とすことは絶対NGです。誤飲してしまうと窒息してしまったり、窒息せずとも取り出すために手術の必要が出たりと危険なので放牧前は何も落ちていないことをしっかり確認しましょう。
コードやコンセントを保護
コードをかじったりコンセントを引っ掻いたりすることで感電する恐れがあるのでコードは隠し、コンセントは専用の保護キャップを使ってしっかり守りましょう。
フェレットを危険から守るるためにやらないといけないことって結構あります。インテリアにこだわりがあったりする方はフェレット第一優先のレイアウトや家具選びになることを覚悟する必要があります。
ペットホテル代が高い
次のデメリットはペットホテル代がかかること。旅行に行く際連れて行ければ良いですが毎回連れて行けるわけではありません。
そんな時にはペットホテルにとまらせる必要があります。
最低でも1泊3000円かかる
フェレットワールドでもホテルサービスがあるそうで、サイトに値段が載っていましたが最低でも3000円はかかりそうです。値段はケージのサイズによって異なり、キャリーや狭いケージに止めることでストレスを与えたくないと考えるとさらに高くなります。
1泊であれば大したことないですが、1,2週間の旅行となると結構な額になりますね。今後は自分たちのホテル代だけでなくフェレットのホテル代も旅行費にかかることは結構大きな影響ではないでしょうか?
旅行好きの方はこれもしっかりと覚悟しておく必要がありますね。
1年で飼育費は40万円を超える
最後のデメリットは一年にかかる飼育費です。お金に余裕があればなんてことないですが40万円って近場の海外なら1週間くらい旅行行けちゃう額なので相当ですよね。
我が家で、実際に毎月かかっているフェレットのご飯代、おもちゃ代、保険代、病院代、電気代などをざっくり計算すると年間40万円くらいになりました。これに旅行の時のペットホテル代入れると50万円近くになりそうです。
詳しい1ヶ月のコストを知りたい方はこちらにまとめてありますので、読んでみてください。
まとめ
皆さんどうでしたか?これを読んでみてこれくらいはデメリットではないと思いましたか?それともフェレットって飼いやすいと言われてるけど意外と大変そうと思いましたか?
これらを読んでそんなの全然デメリットでもマイナスでもないと感じれる方でないとフェレットを飼うことは難しいかもしれません。
私個人としては、デメリットと感じる部分より日々フェレットを育てることで学べること、彼らの癒し、愛おしいと感じる瞬間の方が比べることができないほど多いので飼って全く後悔はないですしその経験からフェレットを飼うことをオススメしたいです。
ただ、マイナス部分も知っておく必要性は大いにあると感じこの記事を書きました。この記事が飼う前の参考になればうれしいです。
Freddie
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